数あるブランドウォッチの中でも、ひと際強い存在感を放つモデル。
それが「シャネル J12（ジェイトゥエルブ）」です。
今回は、シャネルのアバンギャルドな感性により生まれた、アイコニックなスポーツウォッチ「J12（ジェイトゥエルブ）」をご紹介します。
目次
「J12」の誕生
「J12」は2000年に誕生しました。
以来、シャネルのアイコンウォッチとして、常に高い人気を誇っています。
2000年に発売になるまで、実に7年もの研究・開発期間を要しました。
レーシングカーを思わせる流線型のフォルムを持ち、アメリカズカップに参戦するヨットからインスピレーションを受け、満を持して発表された「J12」。
ケースに高耐性セラミックを使用したそれまでにないデザインは、時計業界に多くの影響を与えました。
類まれなるアイディアとインスピレーションから生まれ時代を超越した腕時計は、20年以上経過した現在でも多くの時計愛好家に愛されています。
「J12」の独自性
①緻密で洗練された設計
「J12」の製品化には、500種類にも及ぶ図面を必要としました。
シャネルの技術者が研究を重ね、精緻な設計図を構築。
国際基準を満たしたうえで、美観、曲線、デザイン、形状、人間工学など、あらゆる角度から完璧な製品化を実現させています。
②摂氏1300度から生まれる美しい素材
「J12」の外装には、美しい高耐性セラミックが採用されています。
セラミック粒子粉末を1300℃以上の高温で加熱することで、ステンレスの7倍の強度を生み出し、傷や摩耗に対し優れた耐久性を発揮します。
ダイヤモンドパウダーで丁寧に磨き上げられることで生まれる、シルクのような滑らかでキメ細かい輝きが魅力。
現在では高級腕時計において、傷つきにくく美しい素材として定着しているセラミックですが、「J12」の発売当時はまだ一般的ではありませんでした。
「J12」が生まれていなければ、今ごろ時計業界にセラミックは浸透していなかったかもしれないです。
シャネルの前衛的で揺らがない姿勢が生んだ歴史的な傑作です。
③オリジナルムーブメント
「J12」誕生から20年を迎えた2019年、メインモデルの自動巻き38mmモデルにフルモデルチェンジが行われました。
従来の完成されたデザインを最大限に活かし、細部で大きく仕様変更を測ることで、正統かつ高度な進化を遂げました。
とりわけ「J12」用新ムーブメントの開発は、画期的な改善点でした。
6年の歳月をかけて新たに開発されたムーブメントは「キャリバー12.1」と名付けられ、機能性だけでなく高い芸術性を備え、シャネルの独創性を体現。
191個のパーツからなる「キャリバー12.1」は、スイス公認クロノメーター検査協会にその精度を認定され（COSC規格認定取得）70時間のパワーリザーブを備える、実用面でも信頼性の高いムーブメントです。
後に33mmモデル用により小型化した「キャリバー12.2」も発表され、機械式時計の愛好家を唸らせています。
おすすめモデル3選
①J12 クロノグラフ 41mm ホワイト
¥ 1,700,000(税込み)
人気のクロノグラフを搭載したスポーツモデル。
ケースサイズや厚みもアップし、たくましい男性の腕でも物足りなさがないボリュームも魅力。
②J12 キャリバー12.1 ダイヤモンドベゼル 38mm ブラック
¥2,387,000(税込み)
ダイヤモンドベゼルが華やかなエレガントライン。
高品質なダイヤモンドのみ使用しており、わずかな光でもきらめく上品な輝きが楽しめます。
「J12」の高級感が引き立つ、ワンランク上のモデル。
③J12
¥1,160,500(税込み)
最もベーシックなモデル。カラーバリエーションで「ブラック」もラインナップされています。
シャネルのブランドカラーである「完璧な白」と「完璧な黒」を体現する、「J12」の魅力を最も感じることができるモデル。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
発売から20年以上経過しても色褪せない、時代を超越したデザインの「J12」。
機械式時計の愛好家にも認められる本格的で実用的な機能と、シャネル独自の感性から生まれた美しさの取り合わせが絶妙なアイコンウォッチ。
お手元でご覧いただくことで、その魅力を実感いただけます。
ぜひご来店いただき、シャネルの世界をご堪能下さい。
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