頑張って手に入れた憧れの時計だからこそ愛着もひとしおですよね｡大事に使って永く愛用するためにも､正しい知識を持ちトラブルを未然に防ぎましょう｡
ここでは腕時計にまつわるよくあるトラブルや維持に関する疑問をまとめました｡
①腕時計のステンレスベルト 正しいお手入れで寿命がアップ！
ステンレスベルトは汗水に強く丈夫な素材だからサビない？？いえいえ そんな事はありません｡お手入れをしないとサビる事もあります！
ステンレスの表面には“不動態皮膜”という膜があり､それがサビを防いでくれているんです｡汗や汚れが蓄積するとその膜がなくなってしまいサビてしまいます｡
『お手入れの仕方』
ご家庭で身の周りにある物で簡単に･･･使い古しでかまいませんので､毛先の柔らかい歯ブラシで､食器用の中性洗剤を少量溶かした水で優しくブラッシング｡
時計を傷付けないよう､ガーゼやタオルの上で行って下さい｡ブレスレットのコマの目にそってこすりましょう｡くれぐれも時計本体に水がかからないよう注意｡
隙間や角のブラシが入りにくい箇所は爪楊枝や綿棒を使うと良いですよ｡仕上げは流水で洗剤を落とし､ガーゼ等でしっかり水分をふき取って完了です｡
汗をかきやすい夏場は小まめにお手入れしましょう！
②オーバーホールって絶対必要？
時計購入時にショップの店員さんに､定期的に行うオーバーホールを勧められたけど､購入して早10年｡今現在も調子良く動いているからまだまだオーバーホールしなくても大丈夫だよね･･･｡
いえいえ､いざ不具合が起こってからでは遅すぎです｡オーバーホールは4～5年に1度はお出しする事をおすすめします！
そもそもオーバーホールとは時計にトラブルが起こらない内に弱ったり消耗している個所に手を加えて予防しようとするもの｡
時計は年数が経つほどパーツの油切れや歯車の消耗が内部で進んでいるんです｡いざ不具合が起こってしまった後に持ち込まれた時計はオーバーホールでなく､修理品という扱いになり結果､オーバーホール代金＋修理代という高額な見積もりが出る事にもなりかねません｡
オーバーホールは愛着のある時計を永く使用する為に必要不可欠なものです｡快適に動いていたとしても､車の車検に出すような感覚で定期的にお出しする事をおすすめします｡
オーバーホール(分解掃除)の様子
③原因不明の不具合は磁気帯びを疑え
持ち込まれる修理品の実に8割は少なからず“磁気”の影響を受けていると言われています｡
特にゼンマイや歯車で構成された機械式の時計は磁気の影響を最も受けてしまいます｡磁気を浴びてしまった時計は正確な時間を刻まなくなったり､最悪な場合動かなくなってしまいます｡
近年私達の生活に欠かせないスマートフォンやタブレット端末､パソコン､ステレオ､テレビ等々あらゆる磁気を発する物に囲まれていますよね｡こうした物には極力近づけない様に注意して下さい｡
※磁気に気付きにくい箇所として､鞄の留め金の磁石やエレベーターの壁面マットにも強力な磁石が使われているので要注意！
万が一磁気帯びしてしまったら､脱磁機を置いている時計店で磁気抜きをしてもらいましょう｡あまりにもひどい場合はメーカーへ修理に出して下さい｡
磁気は目に見えない分､厄介な存在ですが磁気について正しく理解して常日頃気をつけていれば予防出来ます｡上記に記した物に5センチ以上近づけなければ大丈夫なんです｡
ちょっとした意識付けで大事な時計を磁気から守りましょう！
磁気抜き作業の様子 わずか数秒で完了です
一真堂 飯田本店
セイコー､シチズン､Gショック等の国産時計から､グッチ､タグ ホイヤー､オメガ､ブライトリングまで幅広く扱っています｡ライフスタイルに合ったご自分だけの一本を見つけにいらして下さい｡
また､時計のクリーニング､オーバーホール､磁気抜き等メンテナンスに関する事もお気軽にご相談下さい｡
一真堂 飯田本店
〒395ー0805 長野県飯田市鼎一色111
営業時間 10:30～18:30
Tel: 0265-24-6663
定休日 : 毎週水曜日
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飯田の国産時計・ブランドウォッチ専門店
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