実は私も左利きで、右リューズの腕時計を右手に着けて毎日店頭に立っている高級時計店のスタッフです。
世の中の腕時計のほとんどは右利き用に作られているからこそ、左利き男性の「リューズが操作しづらい」「選択肢が少ない」「普通の時計を右手に着けてもおかしくないか?」という悩みに深く共感します。
結論から言うと、左利き男性の腕時計選びには「あえて左リューズ(レフティ)を探す」か、「コツを押さえて右リューズの時計を右手に着ける」という2つの正解があります。
当事者でありプロでもある視点から、右手装着の真実と失敗しない選び方、大人の男性におすすめの名作モデルをご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
【プロのリアルな結論】左利き男性が右手に腕時計を着ける「2つの選択肢」
選択肢1:【反骨のロマン】左リューズ(レフティ)モデルを選ぶ
- 左手でリューズ操作が可能
- 一目で「こだわり」が伝わる圧倒的な存在感
選択肢2:【あえての快適さ】一般的な右リューズの時計を右手に着ける
- 手の甲にリューズが刺さらない
- デザインやブランドの選択肢が無限に広がる
【左利きの実体験】あえて「右リューズの腕時計」を右手に着用するときの3つのリアル
手の甲にリューズが当たらない「快適さ」を享受する
右手に着けるとリューズが肘側(腕の内側)を向くため、手首を曲げたときに手の甲に刺さらず痛くないという隠れたメリットがあります。
手巻きよりも自動巻き(オートマチック)を選んでリューズ操作の頻度を減らす
着用しているだけでゼンマイが巻き上がっていく自動巻きなら、右手に着けたままリューズを操作する機会はほとんどありません。
日常のストレスを最小限に抑えつつ、お気に入りのデザインを楽しむスマートな選択です。
リューズの出っ張りが控えめなモデル・サイズ感がおすすめ
40mm前後の収まりが良いサイズを選ぶと、右腕の動作時にも引っかかりにくいと言えます。
右利き/左利きどちらにも言えることですが、自分の腕よりも大きいフェイスの時計は、体型に対して少しアンバランスな印象になってしまいます。
【左リューズの至高】左利きの私が熱望した名作「タグ・ホイヤー モナコ」がおすすめ
そもそも、なぜ左リューズの時計はこれほどまでに少ないのでしょうか?
それは、人口の大多数が右利きであることから、「左手に時計を着用し、右手でゼンマイを巻く」という仕様が定着したためです。
実際左リューズの腕時計は、ムーブメントの配置を新しく作る必要があり、コストがかかる割に需要が少ないという現実があります。
1969年誕生「タグホイヤー モナコ 左リューズ」|「リューズを毎日巻く必要がない証」として左に配置された歴史

世界初の防水スクエア型自動巻クロノグラフとして誕生し、映画「栄光のル・マン」でスティーブ・マックイーンが愛用したことで知られる名作です。
実際に右腕に着けたときの「スクエアケース×9時位置リューズ」が醸し出す、大人の渋みと洗練された手元が、当時多くの人々に衝撃を与えました。
なぜこの時計は左リューズなのか。
当時開発された画期的な自動巻きムーブメント(キャリバー11)の構造上、リューズが9時位置に配置されたことが始まりでした。
しかしこの左リューズこそが、タグホイヤーモナコの独特な個性を語るものとして欠かせない要素として広まっています。
ホイヤー家4代目のジャック・ホイヤー氏は、この配置を逆手に取り**「この時計は手巻きの必要がない自動巻きである証だ」**と宣言。
技術的な制約を唯一無二のアイデンティティへと昇華させたストーリーには、男のロマンが詰まっています。
現在の「モナコ」|おすすめデザインをご紹介
【最新仕様】左リューズの最新作
今まで左リューズモナコは、「キャリバー11」というムーブメントが担っていました。
この最新モデルでは、自社製ムーブメント「TH20-11」が搭載され、パワーリザーブが約40時間から約80時間へと延長されています。
また、ケース素材が見直され、ステンレススティールからグレード5チタンへ変更。見た目の重厚感は残しつつ、より軽量で耐久性に優れたモデルへ進化しました。
さらにケースの厚みが1mm薄くなり、腕に着けた際のフィット感が格段に向上しています。
【右リューズ】受け継がれる力強いデザイン
初代左リューズのモナコが登場してから約3年後、一般的な右リューズのモナコが登場しました。
現在にも受け継がれているこちらのモデルは、象徴とも言われるブルーの文字盤に、当時のH型ステンレススティールブレスレットが忠実に再現されました。
【オープンワークダイヤルで魅せる】芸術的逸品
複雑なオープンワークダイヤルを取り入れ、スクエア型ウォッチメイキングの絶対的アイコンとも言える一本です。
自社製ムーブメントTH20-00を搭載し、さらにブラックDLCコーティングが施されたケースを採用し、そのスクエア型ケースからは、時計に命が吹き込まれたその瞬間を確認することができます。
まとめ:左利きという「個性」を、腕時計で楽しもう
左利きという私たちの個性を体現してくれるのが、腕時計のレフティーモデル。
製造自体が少ないレフティーモデルですが、あえて左リューズを追い求める選択肢や、右リューズを右手に着ける選択など、ご自身の楽しみを見つけて選んでみてください。
本記事では、以下の内容をご紹介しました。
- 右手に時計を着ける2つの選択肢
- 左利きが熱望した名作「タグホイヤーモナコ」のおすすめモデル
- 右リューズの腕時計をあえて右に着ける3つのリアル
ご紹介した「タグホイヤー モナコ」は、以下の店舗で扱っています。
その他にも、数多くのブランド時計を揃えておりますので、右リューズモデルと比較しながらご覧ください。

ブルージュ一真堂の店舗外観
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