タグ・ホイヤーは1860年の創業以来、常に世界の時計産業に革新的なイノベーションを起こしてきました。
精度を追い求める飽くなき探求心と技術革新により、世界有数の人気ブランドに上り詰めたのです。
そのタグ・ホイヤーを語る上で欠かせないのが、モータースポーツ界から寄せられる絶大な信頼性と、全方位に隙のないラインナップの数々。

ここではタグ・ホイヤーが開発しトピックとなった、革新的機構やモータースポーツとの関わりを紐解いていきます。
合わせて人気主要モデルを見ていく事で、世界的な人気ブランドになった必然の理由が見えてきます。
目次
- 1 豊富なラインナップ
- 2 精度追及と技術革新に向ける情熱
- 2.1 クロノグラフの完成形
- 2.2 クロノグラフ腕時計の発表
- 2.3 「マイクログラフ」と「マイクロスプリット」
- 2.4 ダッシュボードタイマー「オータヴィア」
- 2.5 黄金時代の幕開け・・・モータースポーツとの熱い絆
- 2.6 モーターレーシングのロマンの結晶「カレラ」誕生
- 2.7 F1チームのスポンサーに
- 2.8 初の自動巻きクロノグラフの発表と伝説の「モナコ」
- 2.9 ダイバーウォッチの開発
- 2.10 2000シリーズの発表
- 2.11 「フォーミュラ1」
- 2.12 スポーツ エレガンス
- 2.13 「アクアレーサー」
- 2.14 自社製ムーブメント「キャリバー1887」
- 2.15 最新進化系「キャリバー ホイヤー02」
- 3 タグ・ホイヤーがサポートするモーターレースの数々
- 4 まとめ
豊富なラインナップ
「カレラ」

「カレラ」はスペイン語でレースや道を意味します。
すっきりとした視認性の高いデザインでスタイリッシュ。
モータースポーツにインスパイアされたハイエンドデザインのカレラはタグ・ホイヤーを代表する人気モデル。
「リンク」

エレガントで都会的なスタイル。
前身の「S/el(セル)」シリーズは、アイルトン・セナが愛用したアイコニックなタイムピースです。
独自のS字パターンのコマの形状がは人間工学に基づき設計されており、ブレスレットの快適な装着感が特徴。
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「フォーミュラ1」

モータースポーツ、サーキットからインスパイアされた「フォーミュラ1」は、世界チャンピオンも愛用する人気モデル。
ハイテク素材が織りなすスポーツ感あふれる大胆なデザインと、強烈な存在感を合わせ持ったカジュアルウォッチです。
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「アクアレーサー」

プロ仕様の高性能ダイバーウォッチ。
深海へのチャレンジから生まれた技術の結晶であるアクアレーサー。
極めて実用的な時計でありながらファッショナブルで、日常使いにも適したデイリーウォッチとして世界中で愛されています。
「モナコ」

スクウェア型時計の伝説的モデル「モナコ」。
アバンギャルドでクールなデザイン。
発表当時この時計が世界に与えたインパクトは絶大でした。
レーシングファンからも時計愛好家からも熱い視線を受け続ける「モナコ」は、今もスティーブ・マックイーンの伝説と共にあります。
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「オータヴィア」

オートモービル&アヴィエーション(自動車&航空機)を合わせたネーミングも持つ「オータヴィア」。
自由な精神を持った現代の冒険者へ向けたアクティブな時計です。
ヴィンテージ感をまといながら、最新の素材を使った高性能ウォッチです。
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精度追及と技術革新に向ける情熱
20世紀、スポーツの分野では100分の1秒が勝敗を決めるようになり、より高精度な計時装置が必要とされる時代が到来しました。
また、自動車の発展によりモータースポーツが盛んになると、さらに高度な装置が必要とされました。
タグ・ホイヤーの発展は、この精度を追及する情熱と共にありました。
クロノグラフの完成形

1887年、特許である「振動ピニオン」を改良し、クロノグラフを瞬時にスタート・ストップする機構を発明。
クロノグラフの理想的な完成形ともいえるムーブメントデザインの合理化と、組み立ての簡略化を実現しました。
クロノグラフ腕時計の発表

1914年、時代の要望が懐中時計から腕時計に変化するのに合わせ、タグ・ホイヤーはいち早く高精度クロノグラフを腕時計に組み込みました。
「マイクログラフ」と「マイクロスプリット」

1916年、この機構によりストップウォッチの表示単位が、従来の1/5秒から1/100秒へ飛躍的に向上しました。
その後発表されたスプリットセコンドバージョンでは、競い合う2選手のタイムの差を測ることが可能になったのです。
ダッシュボードタイマー「オータヴィア」

1933年、「オータヴィア」の12時間ストップウォッチは、自動車、航空機用のダッシュボードタイマーとして、プロアマ問わずあらゆるレースなどの過酷な環境下で使用されました。
黄金時代の幕開け・・・モータースポーツとの熱い絆

1958年、同族企業ホイヤー社の4代目社長に、ジャック・ホイヤーが就任しました。
フェラーリとの契約、フォーミュラ1での公式計時など、あらゆるモーターレーシングをサポートする計時装置の開発に一層力を注ぐようになりました。
「タグ・ホイヤー=モータースポーツ」という確固たるイメージは、この頃に決定づけられたものです。
モーターレーシングのロマンの結晶「カレラ」誕生

1963年、メキシコからアメリカを縦断する過酷なロードレース「カレラ パン アメリカーナ」からインスパイアされた「ホイヤー カレラ」。
シンプルで視認性に優れ、機能性だけでなく力強いデザインながら、ドレッシーなシーンにも対応可能なエレガントさも合わせ持つタイムピース。
カレラは発表と同時に世界中でセンセーションを巻き起こしました。
F1チームのスポンサーに
1969年、フェラーリF1チームのスポンサーとなったホイヤーの腕時計を、所属ドライバーが着用したことで知名度が一気に高まりました。
初の自動巻きクロノグラフの発表と伝説の「モナコ」

1969年、キャリバー11を搭載した「オ―タヴィア」「カレラ」「モナコ」は、初の自動巻きクロノグラフとしてこの年 発表されました。
その中でも最も注目を集めたのは「モナコ」でした。
映画『栄光のル・マン』で、主演のハリウッドスター「スティーブ・マックイーン」が劇中すべての登場シーンで「モナコ」を着用。
今まで誰も見たことのない独創的な角型ケースのインパクトと共に、世界中で熱狂的に迎えられました。
ダイバーウォッチの開発

1979年、タグ・ホイヤーの技術革新の情熱は海にも向けられました。
水圧に耐える屈強なケース、薄暗い海中でも見える蛍光塗料が厚く塗られた針とインデックス。
タグ・ホイヤーは深海の世界でも精度を追い求めました。
2000シリーズの発表

1985年、上記に記したダイバーウォッチの特徴に加え、200M防水、逆回転防止ベゼル、ねじ込みリューズ等を加えた「2000シリーズ」を市場に投入。
これらすべての機能を受け継いだのが現代の「アクアレーサー」です。
「フォーミュラ1」

1986年、モーターレーシングの世界観を最も端的に表した「フォーミュラ1」が登場。
シンプルなクォーツムーブメントに加え、鮮やかなカラーリングと手が届きやすい価格帯で一世を風靡しました。
スポーツ エレガンス

1987年、ユニークなブレスレットデザインでインパクトを与えた「S/el」シリーズは、スポーツシーンからフォーマルまで対応可能なタイムピースとして人気を博しました。
F1チャンピオンで伝説のレーサー「アイルトン・セナ」が生前愛用した時計として、あまりにも有名。
「アクアレーサー」

2004年、前述の2000シリーズが進化発展し「アクアレーサー」として生まれ変わりました。
防水性能、素材、ムーブメントなど、プロダイバー仕様にブラッシュアップ。
ダイバーズウォッチとして完成度を高め、タグ・ホイヤーのシリーズの柱となっています。
自社製ムーブメント「キャリバー1887」

2010年、タグ・ホイヤーが1887年に特許を取得した振動ピニオンとコラムホイールを組み合わせた高性能ムーブメント「キャリバー1887」を発表。
現代でも十分通用する技術であると共に、当時の偉業を最大限リスペクトしたネーミングだと言えます。
最新進化系「キャリバー ホイヤー02」

2018年、キャリバー1887を改良した「ホイヤー01」ムーブメントをベースに、驚異の80時間パワーリザーブを実現した「キャリバー ホイヤー02」を発表。
3時、6時、9時位置にサブダイヤルを配するこのキャリバーは、「カレラ」を筆頭にあらゆるラインナップに搭載されました。
タグ・ホイヤーがサポートするモーターレースの数々

レッドブル・レーシング
タグ・ホイヤー ポルシェ フォーミュラEチーム
モナコ グランプリ
グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック
フォーミュラE
インディ500
ポルシェ カレラカップ
世界耐久選手権
レーシングマシンの奏でるエンジンの鼓動と同じように、タグ・ホイヤーのタイムピースも精密な時を刻み、レースを全面サポートしています。
刹那を争う熾烈なレースシーンにおいて、タグ・ホイヤーの精度にこだわる技術力と、大胆に挑戦するスピリットが、深い結びつきをもたらしています。

ドライバーのみならずレーシングチームとのパートナーシップは、長期に渡り熟成されてきました。
サーキットにおいて勝利を目指す情熱は、最高のパフォーマンスを発揮することでもたらされるとタグ・ホイヤーは知っています。
1950年代から始まったモーターレーシングとタグ・ホイヤーの蜜月は、映画「栄光のル・マン」のスティーブ・マックイーン、F1の貴公子 アイルトン・セナという強烈なカリスマの登場で、より強固になりました。
タグ・ホイヤーは彼らを筆頭とするその栄光と共に、今日も世界のレース場で勝利の一瞬を見据えています。
まとめ

タグ・ホイヤーが世界的人気を獲得した背景には、常にモーターレーシングスピリットと共に一瞬を切り取る精度追及への探求心と、レースシーンからの絶大な信頼感がありました。
そのチャレンジ精神が具現化された各モデルは、いずれも時代を越え、輝きと存在感を放ち続けています。
ハイエンドな高級タイムピースから、誰でも手に取りやすい価格帯まで幅広くラインナップ。
本格機械式ムーブメントからクォーツモデルまで、多くのバリエーションを展開しています。
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