140年以上の歴史を誇るスイスウォッチブランド、ブライトリング。
パイロットウォッチやスポーツウォッチを手掛ける名門として知られていますが、じつはモータースポーツやレーシングカーとつながりの深いシリーズがあるのをご存じでしょうか？
今回はそんなブライトリングの長いブランドヒストリーの中でもターニングポイントとなったシリーズ、「トップタイム」について解説いたします！
目次
ブライトリングヒストリー《トップタイムの“生い立ち”》
自由な精神性を象徴するファッショナブルなカジュアルウォッチ・トップタイムは、どのように生まれたのか、まずはその歴史から紐解いてみましょう。
時代は今から約60年前、1960年代へとさかのぼります。
1960年代。
若者たちが、ビートルズに熱狂し、ベトナム反戦運動に声を上げ、新しいカルチャーと変革を希求した時代。
“新しさ”を熱望する時代の気運は時計業界にも及び、変化を迫ります。ブライトリングもその例外ではありませんでした。
ブライトリングが悩まされたのは、得意としてきたクロノグラフに対するイメージの変容です。
当時の若者たちの目にクロノグラフは、“親世代が着ける時計のアイコン”として映っていました。
目新しく個性的なものを求める若者たちは、見慣れたクロノグラフのスタイルに対して、いつしか物足りなさを感じるようになっていました。
ブライトリングのイメージと地続きの存在であるクロノグラフ。
その復権のため、ブライトリングは時代を動かす若者たちをターゲットとして、全く新しいイメージの機械式時計の開発に乗り出します。
大胆かつエネルギッシュで、自由を感じさせるクロノグラフを━━。
そうした新しい時代への挑戦と変革こそが、トップタイムを生み出しました。
60年代、多くのティーンエイジャーが夢中になったカーレースのエッセンスを取り入れ、スポーティでスピード感を感じさせるデザイン。
スタイリッシュでありながら遊び心を感じさせる個性的な風貌は、若者たちの心を鷲掴みにしました。
ケースの形状やダイヤルデザインに至るまで、様々なバリエーションをラインナップしていたトップタイム。
型破りなスタイルは、自由に自分を表現するためのツールとして空前のヒット作となります。
ファッション誌の一面や、ショーン・コネリー演じる“007”の腕元に、トップタイムが煌めくようになると、その人気は疑いようのないものになりました。
ブライトリングの異端児、トップタイムの注目モデル
クロノグラフ人気を再燃させたトップタイム。現代でも、個性的でお洒落なモデルが多くラインナップされており、今なお根強い人気があります。
トップタイムには、クロノグラフモデルと三針モデルがありますが、その全てにブライトリングのマニュファクチュール（自社開発・自社製造）ムーブメントを搭載しています。
ハイスペックで型破りなスタイルを体現するシリーズとして注目を集めています。
トップタイム B01 トライアンフ
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¥ 1,078,000 (税込)
「トップタイム B01 トライアンフ」では、イギリスのモーターサイクルメーカー、トライアンフとタッグを組みました。
過去のマスターピースから着想を得たアイスブルーのカラーリングや、ツーカウンターのクロノグラフなど、洗練されたモダンレトロのスタイルが凝縮された一本です。
トップタイム B01 クラシックカー
2023年に発表された「トップタイム B01 クラシックカー」コレクションでは、初代トップタイムと同時代を駆けた名車たちとコラボレーションしています。
シボレー コルベット、シェルビー コブラ、フォード マスタング……。歴史に名を遺し、今もなお愛され続けるスポーツカーのスピリットがみなぎるコレクションになっています。
トップタイム B01 シェルビーコブラ
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¥ 1,078,000 (税込)
「トップタイム B01 シェルビー コブラ」は、大胆なダイヤルデザインが目を引くレーシングクロノグラフ。鮮やかな青とタキメーターのホワイトのコントラストが個性的な魅力を引き立てています。
トップタイム B31
2025年3月に発表されたのは、トップタイム初の3針モデル。
特徴である２トーンカラーのダイヤルやドーム型のサファイアガラスはそのままに、クラシックかつスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
38㎜のコンパクトなケースの内部には、ブライトリング初の３針マニュファクチュールムーブメント「キャリバーB31」を搭載。
非常に薄型かつ小型、さらに約78時間のロングパワーリザーブを備える高性能ムーブメントとして、約4年の歳月をかけ開発され、このトップタイムで初めて搭載されました。
人気モデル トップタイムB31 スカイブルー×ホワイト
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¥ 869,000 (税込)
中でも人気なのが、これまでにないスカイブルー×ホワイトのカラーリング。
薄型のケースと合わせてすっきりと軽やかな印象に仕上がっています。
また、性別を問わず腕元にフィットするサイズ感も魅力の一つ。
ブライトリングの新たな時代の幕開けを感じさせるタイムピースとなっています。
まとめ
自由な精神性を象徴するカジュアルウォッチ、トップタイム。
その誕生の背景には、“新しさ”や大胆な個性を切望した1960年代の若者たちの姿がありました。
そうした当時の息遣いを感じさせるクラシックなディテールと型破りなスタイルこそ、トップタイムが時代を超えて愛される所以なのです。
あなたの冒険心を目覚めさせる一本を、ぜひお試しください。
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ブルージュ一真堂
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