バースデーストーン（誕生石）とは？各月の宝石の種類と魅力をご紹介

「バースデーストーン（誕生石）」とは1月〜12月の各月にちなんで割り振られた宝石のことを言います。

古来よりバースデーストーンにはそれぞれ、パワーや様々な効果があると伝えられ、注目されてきました。現在においても、バースデーストーンを身に付けると、その人を守ってくれたり幸福を引き寄せる、と信じられている人気の高い宝石です。

各月のバースデーストーンはどんな宝石なのでしょうか？また、それぞれどのような特徴や、言い伝えがあるのでしょうか？
ここでは人気のバースデーストーンについて詳しくお話していきます。

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1 バースデーストーン（誕生石）の始まり
2 バースデーストーン（誕生石）の種類
3 まとめ
4 一真堂飯田本店

バースデーストーン（誕生石）の始まり

空を見つめる女性

諸説ありますが、有力なのは旧約聖書に由来します。

旧約聖書に登場するイスラエル人は12の部族に分かれていました。それぞれの部族はお守りとして、部族毎に違う種類の宝石を身につけていたそうです。全ての部族を取りまとめる司祭は、12の部族全ての宝石が付いた胸飾りを身につけたそうです。

時を経て、12種類の宝石は1月から12月までの各月に割り振られ、お守りとして身につけられるようになったと言われています。これがバースデーストーン(誕生石)の始まりとされているようです。

バースデーストーン（誕生石）の種類

バースデーストーンは国によって異なりますが、ここでは代表的なものをご紹介していきます。

[1月：ガーネット]

石言葉は、「真実」、「情熱」、「友愛」、などがあり、変わらない愛情や友情、目標達成への努力をサポートする宝石として信じられています。

ガーネットには、緑、オレンジ、黄色、紫、ピンク、黒、無色など、非常に多くのカラーバリエーションがありますが、代表的なものは赤色。
ワインのような深紅色や燃えるような鮮やかな色彩が魅力と言えます。その強い輝きから「勝利を呼ぶ石」とも呼ばれ、持つ人に活力を与えると言われています。

［2月：アメシスト］

石言葉は、「誠実」、「心の平和」、「高貴」などがあり、癒しの力や、心を落ち着かせる効果を持つ宝石として信じられています。

和名を紫水晶（むらさきすいしょう）と言い、その名の通り透明感のある美しい紫色が特徴です。淡いラベンダー色から濃いヴァイオレット色まで様々な濃淡の宝石があります。

［3月：アクアマリン］

石言葉は、「聡明」、「沈着」、「勇敢」などがあり、穏やかな安らぎと癒しを与え、対人関係を円滑にしてくれると信じられています。

海の色を映したような清らかで透明感のある青色が特徴です。透き通るような淡いブルーが最も一般的ですが、濃い青色や緑がかった青色もあります。

結婚や夫婦の幸福を象徴する石としても人気があります。

［4月：ダイヤモンド］

石言葉は、「永遠の愛」「純潔」「不変」などがあり、困難を乗り越える力を持つと信じられています。また、婚約指輪に代表されるように、揺るがない強い愛や想いを伝える際に渡す宝石としても人気です。

ダイヤモンドは無色のものが一般的ですが、ピンクダイヤモンドやブルーダイヤモンドなど、色が付いたファンシーカラーダイヤモンドもあります。
表面や内部で光が反射して美しい煌めきを放つのが特徴です。その希少性と美しさから「宝石の王様」と称されています。

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［5月：エメラルド］

石言葉は、「幸運」、「幸福」、「希望」などがあり、身につける者に幸運と希望をもたらし、心身のバランスを整えてくれる宝石として信じられています。

ダイヤモンド、ルビー、サファイアと並ぶ「世界四大宝石」の一つに数えられ、鮮やかな緑色が特徴です。
このような美しい緑色は「エメラルドグリーン」と呼ばれ、他の緑色の宝石とは一線を画します。

［6月：ムーンストーン］

ムーンストーンルース

石言葉は、「健康」、「長寿」、「富」などがあり、月の神秘的な輝きを宿すことから、女性の幸福や恋愛成就をサポートすると信じられています。

月のような優しい光沢をもつ宝石です。白色から乳白色をしており、光が当たるとブルーやシルバーの光の筋(シラー）が浮かび上がります。
夜空の月に似た神秘的な輝きを放つことから、月のパワーを秘めた宝石として愛されてきました。

［7月：ルビー］

石言葉は、「情熱」「愛」「勝利」などがあり、生命の源の血を思わせる赤色から、活力やエネルギーが高まると信じられています。

「世界四大宝石」の一つに数えられ、その鮮やかな赤色が気品や力強さを感じさせることから「宝石の女王」と呼ばれています。
特に一定以上の濃い色のルビーは「ピジョンブラッド」と呼ばれ、ルビーの中でも最高品質とされています。

［8月：ペリドット］

石言葉は、「夫婦の幸福」「希望」「和合」などがあり、ネガティブな感情を取り除き、ポジティブなエネルギーを与えてくれると信じられています。

若葉のような透明感のある黄緑色が特徴で、光によってその色合いは多様に変化し、時にオリーブのような深緑色に見えることもあります。
強い輝きを放つことから「太陽の石」や「夜会のエメラルド」という別名もあります。

［9月：サファイア］

石言葉は、「慈愛」「誠実」「徳望」などがあり、持ち主の集中力や直感力を高めて目標達成をサポートすると信じられています。

サファイアと言うと真っ先に思い浮かぶのは、澄んだ鮮やかなブルーサファイア。中でも「ロイヤルブルー」と「コーンフラワーブルー」と呼ばれる鮮やかな色味のものが最高品質とされています。
実は、サファイアとルビーは、どちらもコランダムという鉱物の一種であり、赤色以外のものは全てサファイアに分類されます。
そのため、ピンク、イエロー、グリーン、オレンジ、パープル、無色など、非常に多様なカラーバリエーションが存在します。

［10月：トルマリン］

石言葉は「希望」「無邪気」「潔白」などがあり、ストレスを和らげ、心身のバランスを整える力があると信じられています。

非常に豊富なカラーバリエーションを持つ宝石で、ピンク、グリーン、ブルー、イエロー、レッドなど、ほとんど全ての色が存在します。
優しいピンクの色合いの「ピンクトルマリン」、希少性が高いネオンブルーの「パライバトルマリン」、インディゴブルーの色相を持つ「インディゴライト」など、色ごとに名前が付けられているものもあります。