タグホイヤーはオラクル・レッドブル・レーシングチームの公式タイムキーパー兼アンバサダーです。レッドブル・レーシングチームは、結成してわずか10年余りでF1のトップチームへと駆け上がり、今日では名実ともに世界最強と目されているレーシングチーム。現在のF1グランプリにおける最強とも言われるチームとタグホイヤーとのパートナーシップを見ていきましょう。
目次
レッドブル・レーシングチーム

まずレッドブル・レーシングチームは、ジャガー・レーシングを買収し2005年シーズンからF1へ参戦。2006年に空力の天才と言われた鬼才エンジニアであるエイドリアン・ニューウェイをテクニカルオフィサーとして迎え入れました。同時に同年にレッドブルレーシングの初の表彰台を獲得。その後2009年に6勝を挙げコンストラクターズランキング2位に躍進。飛ぶ鳥を落とす勢いでトップチームへの階段を駆け上がっていきます。

レッドブル・レーシング黄金時代と衰退

2010年から約3年間、セバスチャン・ベッテルとともにレッドブル・レーシングチームは4年連続でドライバーズ&コンストラクターズタイトルを独占しました。ベッテルは史上最年少で4連覇を達成。ところが、時代がハイブリッド・ターボ時代に移り変わると、ルノー製のエンジンの競争力が露呈してタイトル争いから外れることとなったのです。
タグホイヤーとオラクル・レッドブル・レーシングとの公式パートナーシップ

2016年マックス・フェルスタッペンがレッドブルへ加入。同年タグホイヤーは公式パートナーシップとなりました。2019年レッドブルはホンダと提携。これが転機となり2021年にアブダビGP最終戦、ファイナルラップにてマックスが歴史的な大逆転により勝利。これにより、ドライバーズタイトルを獲得し、8年もの間支配されたメルセデスのVGハイブリッド時代に完全に終止符を打ったのです。さらにこの勢いは止まりませんでした。
オラクル・レッドブル・レーシング黄金期到来

翌年の2022年と2023年に2年連続ダブルタイトルを獲得。2023年シーズンは、チームにとって驚異的なシーズンでした。チーム戦績が22戦中21勝・勝率95%を誇ったのです。連勝記録においてはF1の歴史に残る快挙でした。続く2024年の開幕戦では、フェルスタッペンが圧倒的に他と差をつけて、10戦中7勝を挙げました。フェルスタッペンはこの年に4年連続のドライバーズタイトルを獲得しました。
新たな日本人レーサーが昇格
2025年3月から日本人F1レースドライバーの角田裕毅選手がレッドブル・レーシングへの昇格が発表されました。記憶に新しいですが、早速先日、片山右京選手が保持する日本人レーサー最多出走数を塗り替える記録を打ち立てたばかり。しかも昨年はローソン選手がペレス選手の後任でしたが、角田選手が開幕戦にて一時2位に浮上する高パフォーマンスを発揮。

角田選手の実力を証明したことにより、レッドブル・レーシングチームを引っ張る存在として評価されたのです。これによって、日本人ドライバー初のトップチーム昇格となりました。今後の現実的な目標として、日本人ドライバー史上初の表彰台獲得や優勝も視野に入るところまで来たのです。日本人の一ファンとしてはとても楽しみで角田選手を応援してしまいます。
脅威のルーキー・マックス・フェルスタッペン
先述した通り、タグホイヤーは2016年からオラクル・レッドブル・レーシングチームと公式パートナーシップを築いています。マックス・フェルスタッペンがレッドブルへ加入し新時代を迎えます。新たな黄金時代の幕開けです。マックスは史上最年少18歳で勝利し歴史に名を刻みます。彼は桁違いの才能、アグレッシブなスタイルを引っ提げ、ワールドチャンピオンにまで上り詰めるのです。

彗星のごとく現れたマックス・フェルスタッペンが世界を席巻する
華々しくも鮮烈なデビューから一気に世界の頂点へと輝きました。まさに彗星のごとく現れたマックスを、タグホイヤーはワールドチャンピオンに駆け上がるまでサポートしてきました。スペインで行われたマックスのデビュー戦はF1レース史上最年少勝利となったわけですが、この歴史的な計時をタグホイヤーは担当していました。マックスの才能に勝るとも劣らない精度の高さを示したのです。

今だけ特別なタグ・ホイヤー フォーミュラ1 オラクル・レッドブルレーシングチームのカラーリング
さてここからは、タグホイヤーとオラクル・レッドブル・レーシングチームとの歴史的な腕時計を見ていきましょう。先日発表されたリミテッドエディションのモデルは、特別なカラーリングや最先端の素材・加工を施したコレクションです。それでは一つ一つ紹介していきます。

タグ・ホイヤー フォーミュラ1・リミテッドエディションのクォーツ時計。モデル名がクロノグラフ × オラクル レッドブル レーシング。43 mmのステンレススティールケースにDLC加工を施したフォーミュラ1シリーズ。シリアルナンバーCAZ101AZ.FT8090は配色が鮮やかでクールな装いです。レッドブル・レーシング設立20周年を讃える特別な世界限定3,000本。

タグホイヤーとオラクル・レッドブル・レーシングとのパートナーシップ契約とマックス・フェルスタッペン まとめ

2016年のタグホイヤーとオラクル・レッドブル・レーシングとのパートナーシップ契約しました。同年マックス・フェルスタッペンの加入によりリームの黄金時代が到来。タグホイヤーがパートナーになり、オフシーズンに計時を通したデータ分析がより精緻にできるようになったことが勝因の一つとも言われているそうです。にしても、いやはや稲妻のように現れ、若干28歳にして4度のワールドチャンピオンに輝いたマックス。名前に恥じぬパフォーマンスマーックス!な選手ですね。
引用・参考元
タグホイヤー:https://www.tagheuer.com/jp/ja/
ORACLE Red Bull RACING : https://www.redbullracing.com/int-en
F1 FORMULA-DATE: https://formula1-data.com/glossary/association/constructor/red-bull
RED BULL : https://www.redbull.com/jp-ja/athlete/max-verstappen-bio
Auto Sport Web: https://www.as-web.jp/f1/1215722?all